テレワークを狙った攻撃が増加「情報セキュリティ10大脅威 2021」
「情報セキュリティ10大脅威 2021」は、2020年に発生し社会的に影響の大きかった事案からIPA(Information-technology Promotion Agency 情報処理推進機構)が、情報セキュリティ分野の研究者、企業の実務担当者ら約160名とともに選出・審議・選考の上、決定したものです。
企業など組織における脅威の第三位に初めて【 テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃 】が入りました。
<< 背景 >>
■新型コロナウィルス感染拡大の影響によりテレワークへの移行が増加
■ウェブ会議サービスやVPNの本格的な普及に伴い、それらを狙った攻撃が増加
■ウェブ会議ののぞき見やテレワーク用PCのウィルス感染のおそれ
<< 攻撃手口 / 発生原因 >>
■テレワーク用ソフトの脆弱性を悪用した不正アクセス
■急なテレワーク移行による管理体制の不備
■私物PCや自宅ネットワークの利用
<< 事例 >>
■VPNの脆弱性を悪用されパスワード流出
・2020年8月、ネットワーク機器の脆弱性を悪用され、約900件の認証情報がインターネット上に公開された
・悪用された脆弱性の対策情報は2019年4月に公開済だった。
⇒更新プログラムを適用していない機器が狙われた
■テレワーク中にウィルス感染、社内に拡大
・社有PCで在宅勤務中、SNSを利用した際にウィルス感染
・感染に気付かず、出社時にPCを社内ネットワークに接続
⇒社内ネットワークにウィルス感染が拡大
<< 対策 >>
被害の根本的な原因は【 テレワーク環境や管理体制の不備 】です。
予防と、発生の早期検知、両面での対策が必要です。
■被害の予防
・強固なネットワークセキュリティの構築
・ソフトウェアの脆弱性情報の収集、端末の集中管理
・VPN、ネットワーク機器、PCへのセキュリティパッチの適用
■被害の早期検知
・適切なログの取得と継続的な監視
・UTM、IDS/IPSの導入などネットワークの監視/防御
<セキュリティソフト><UTM>の導入、<資産管理ソフト>の採用、<仮想化デスクトップ>ですぐにでも対策が可能です。
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