近年、ランサムウェアと呼ばれる悪意のあるソフトウェアによる被害が急増しています。ランサムウェアは、コンピュータシステムに侵入し、データを暗号化して使用不能状態にし、復旧の対価として金銭を要求する手口です。被害を受けた企業は、業務停止や情報漏洩などの深刻な損害を被るリスクに直面します。

最新のランサムウェア被害事例

1. 株式会社イセトー（2024年5月）

• イセトーは、自治体や金融機関など多くの企業から情報処理業務を受託しており、委託先企業のセキュリティ対策も重要となっています。

https://www.iseto.co.jp/news/news_202405-3.html

2. 株式会社KADOKAWA（2024年6月）

• ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃を受け、ニコニコ動画など複数のサービスが一時停止しました。国内最大級のエンターテイメント企業が狙われたという点で注目を集めており、サイバーセキュリティ対策の重要性を改めて認識させています。

https://tp.kadokawa.co.jp/.assets/240628_release_f1wyy3RN.pdf

3. 九州電力グループ 株式会社キューヘン（2024年6月）

• 九州電力から業務委託を受けた内容も含め、約37万件の個人情報を含む情報が漏洩した可能性があります。

https://www.kyuhen.jp/news_list/240603/

ランサムウェア被害を防ぐための最善策：バックアップ

ランサムウェア被害を防ぐため、侵入を許さないセキュリティ対策を取ることは重要です。しかし、完璧なセキュリティ対策は現状存在しません。万が一被害を受けてしまった場合に備えて、バックアップ体制を構築しておくことが不可欠です。

バックアップの重要性

• データ損失を防ぐ: ランサムウェア攻撃だけでなく、ハードウェア故障、人的ミスなどによるデータ損失からもデータを確実に守ることができます。
• 迅速な復旧: 被害を受けた場合でも、バックアップからデータを復元することで、業務停止時間を最小限に抑えることができます。
• 情報漏洩リスクの低減: バックアップデータを適切に管理することで、万一の際の情報漏洩リスクを低減することができます。

まとめ

ランサムウェア被害は、企業にとって深刻な脅威です。今すぐバックアップ体制を構築し、大切なデータを確実に守りましょう。弊社は、社内ローカル・クラウドの両方にバックアップを取るサーバー「Alrit」をはじめ、様々な環境に対応したご提案をいたします。お気軽にお問い合わせください。