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Wi-Fi規格の進化【Wi-Fi 7とは】

近年、Wi-Fi規格は目まぐるしく進化しており、Wi-Fi6、Wi-Fi6E、Wi-Fi7といった新しい規格が次々と登場しています。これらの規格について、必要とされる場面を解説していきます。

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Wi-Fi規格とは?

Wi-Fi規格は、無線LANの通信速度や安定性、機能などを定めた国際的な標準規格です。Wi-Fiの後ろについている数字が世代を表し、大きくなるほど新しい規格となります。

各規格の比較

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2024年9月現在、中小企業や一般家庭で主流なのは【Wi-Fi 5】です。
Wi-Fi 5 は Wi-Fi 4 から5GHz帯の電波を発展させ、大幅に速度を高速化させたものです。

※2.4GHz帯、5GHz帯は無線電波の周波数帯を表します。2.4GHz帯には--G、5GHz帯には--Aという記号を付けて表記することも多いです。
※2.4GHz帯は電子レンジなどの家電が扱う電波と競合するので、速度低下が起こりやすいです。同じ条件であれば5GHz帯の方が速度が速いことがほとんどです。

以降の世代は簡単に、
【Wi-Fi 6】になると同時接続台数の増加
【Wi-Fi 6E】は6GHz帯の電波で高速・大容量通信を可能に
【Wi-Fi 7】では更なる通信の高速化
を可能にしてます。
Wi-Fi 5 では不十分なのか
Wi-Fi 5 の規格上の通信速度の理論値は6.9Gbpsです。一方、Wi-Fi 6 の速度理論値は9.6Gbpsです。上記はあくまで理論値であり、実際の速度はお使いの機種や回線環境などにもよります。
ですが、現在は回線そのものの上限速度が1Gbpsである環境がほとんどで、速度で考えればWi-Fi 5 でもまだ十分快適であると言えます。

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Wi-Fi 6 以上の規格が好まれる場合
Wi-Fi 5 から見た Wi-Fi 6 の現状の強みは「接続台数の多さ」です。Wi-Fi 6 には「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」という技術が使われており、多数の機器がつながっている状態でも速度が落ちにくいという特長があります。
現在は、IoTと呼ばれる家電などがWi-Fiでつながる環境、スマホやタブレットなど一人が複数台の通信端末を持つ環境であるため、Wi-Fiを繋いでいる機器は想像以上に多くなりがちです。
「IoT機器を数台導入している」「個人が複数台のデバイスを持っている」「従業員が多い」など、Wi-Fiを繋いでいる機器の数が心配な場合は【Wi-Fi 6】の導入を検討しても良いでしょう。

さらに、「VR/ARの技術を扱っている」「動画データのアップロード、ダウンロードを日々行っている」など、通信の高速化・大容量化を図りたい場合は【Wi-Fi 6E】以上の規格も候補に上がります。
Wi-Fi 6 以上の規格を導入する場合の注意点
一般的に以下の注意点が挙げられます。

◆PCやスマホ端末が導入したい規格に対応していなければ意味がない。
→iPhoneを例に取ると、iPhone11からWi-Fi 6 に対応。6GHzにはiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxが対応しています。
◆1Gbps以上の速度を求めるなら、回線やルーター、スイッチ、LANケーブルも同じ速度に対応したものを用いなければ効果が薄い。
→通信速度は経路上の機器・ケーブルで最も遅いものの水準になります。Wi-Fiだけ良い機種に変えても思ったほどの効果は得られにくいです。

まとめ

Wi-Fi規格は、より高速で安定した通信を実現するために日々進化しています。新しい規格が登場するたびに、より快適なインターネット環境が実現されることが期待されます。
ただし、Wi-Fiの効果を十分に引き出すには、周辺機器やWi-Fiを受け取る機器の水準も求められます。
RADIXでは、お客様の環境に合わせた、最適な無線環境の提案をいたします。現在お困りな点、これができると良いというご要望を、ぜひお聞かせください。

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