今さら聞けない、RPAとAI、botの違い
RPAに似ている技術として、botとAIがよく引き合いに出されます。
全て、「自動的」というキーワードでくくられがちなため、区別なく話題に登場することもありますが、その本質は大きく異なります。
何かを自動処理させたい場合、「人の手によって処理フローを全て定義するか」「蓄積された内部データと照らし合わせて都度システムが判断するか」のいずれかで実現します。
このとき、前者をルールベースの自動化、後者を判断ベースの自動化と呼びます。
判断ベースの自動化では、人の手によってデータ判断ルールを実装する方法と、システム自体がそれ自身で判断ルールを見つけていく方法に分かれます。
前者によって生み出された技術の典型例がchatbotであり、iPhoneの「Siri」が該当します。
音声を取り込み、それを自然言語処理によって文意を抽出し、パターンマッチングで最適な回答を返します。
また、後者はAIという言葉が意味する一般的な対象であり、「IBM Watson」が有名です。
世の中では、機械学習を行うAIまでを含めてRPAとする考え方もありますが、ここでは、狭義のRPAを「ルールベースの自動化」による範囲と定めます。
そして、ビジネスの現場で、今、活用が急速に広まっているのは、この狭義のRPAです。
弊社ラディックスでも既にRPAを導入し、社内の事務作業自動化を積極的に進めております。
参考URL
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1707/12/news028.html